アセルカデ

校長挨拶
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校長あいさつ
江戸時代には奥州街道の宿場町として栄え、「金山杉」の産地として知られる自然豊かな金山町は、全町をあげた取り組みから、現在も調和のとれた大変美しい景観が保たれています。
その中心に位置する新庄南高校金山校は、「母川回帰の心を持ち、地域の未来に貢献できる生徒を育成する」ことを教育目的として掲げています。「母川回帰の心」とは、生まれ育った地域に愛着を持ち、地域のために役立ちたいと思う心を意味しており、本校を巣立つ生徒には、将来、地域社会に貢献するような人材に育ってほしいという願いが込められています。
古から人々が一本一本の杉を大切に育ててきたように、私たちも、生徒一人ひとりの個性と可能性を伸ばし、将来を見据え、確かな成長を信じ、思いを込めた教育を推進してまいります。
特に、金山校は、金山中学校との連携型中高一貫教育を活かした伸び伸びとした学校生活や少人数教育によるきめ細やかなサポート体制、教育のために支援を惜しまない町の方々の協力体制など、恵まれた教育環境が充実しています。
日々の授業のみならず、学校行事や金山タイム、地域活動などの多様な学びの場や、一人ひとりが活躍する機会が多いのも金山校の魅力です。クロスカントリー競技で全国入賞を果たすスキー部の活躍も注目されています。
このような学校の特徴を活かしながら、校訓である「気魄・節度・体力」が実現できるよう、どのような状況にあっても怯むことなく前に突き進もうとする逞しい気概を持った生徒、自分を大切にしながら他者も尊重する節度を持った生徒を育ててまいりたいと思います。
来年度の令和8年度からは山形県立新庄神室産業高校金山校と校名が変わることが決まっておりますが、県立金山高校から続く75年を超える歴史と伝統を、生徒とともに引き継いでまいりますので、変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。
校長 森 美千子