12月11日(日)、山形市の霞城セントラル内「スタートアップステーション・ジョージ山形」で開催された「地域課題解決型ビジネスプランコンテスト」に、金山校から1チーム参加しました。参加したのは1年生の齋藤悠菜さんと地主音南さんの2名。
今回は、山形県の中でも特に最上郡の金山町、真室川町、鮭川村が抱える諸課題について研修を受け、それぞれのチームがその課題解決のためのプランを立て、ビジネスとして成り立つように提案するコンテストでした。
齋藤さんと地主さんの2人が考えたプランは、「地域探究サークル」で今年取り組んできた金山町の特産物を使った新メニュー・デザート開発の一環でつくり、金山町産業まつりで無料配布した「ブルーベリー・チーズケーキ」を、週末に製造・販売するというのが当初の案でしたが、事前の研修会に参加し、山形大学教授のメンターから助言をいただいたりしながら修正していきました。
その結果、意外に知られていない町の特産に注目し、2本セットの瓶詰めを季節ごとに4種類つくり、金山杉の廃材で木枠とスプーンをつけて、1組2,000円で販売するプランに変えて提案しました。
町内に増えてきている空き家を改築して瓶詰を製造・販売し、ふるさと納税の返礼品に加えてもらうことも視野に入れ、中高生から大人まで町ぐるみで新商品にかかわることを考案しました。また、瓶詰めの中身として、加工した山菜(タラの芽、ミズなど)やキノコ(ナメコ、ヌキウチなど)だけでなく、川魚の鮎や熊や猪の肉も含まれており、食べておいしいと思ったら実際町に来て、山に入って山菜、キノコ、そして猟をするなど、町や猟友会と連携してハンティング・ツアーを組むなどの斬新なアイデアも盛り込みました。
今流行の瓶詰め、ジビエ・ブーム、空き家問題の解決策だけでなく、杉の廃材利用など環境問題にも配慮した提案としました。県内の高校から参加したのは14チームで、残念ながら入賞はできませんでしたが、商業分野の知識が必要なこのコンテストに向けて、「競合比較」調査として近隣の道の駅数件やふるさと納税返礼品など、情報収集とリサーチを頑張りました。また、当日はコロナ対策のため、学校教員も保護者も会場に入れず、Youtube配信でした。自分たちの力で最後まで発表し、1年生ながら大健闘したと思います。
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